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小説、映画、音楽の感想など

映画「シン・ゴジラ」庵野秀明総監督、2016

http://shin-godzilla.jp/怪獣映画のリメイク。自衛隊の砲撃でもまったく効かない巨大生物に、日本政府の官僚の特殊チームが、民間企業やJRにも協力してもらいつつ科学の力で挑む。ゴジラによる東京破壊シーンは凄まじかった。本気で怖いと思った。ありえな…

小説「虐殺器官」伊藤計劃、2007

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/08/01メディア: Kindle版購入: 5人 クリック: 5回この商品を含むブログ (25件) を見る近未来のアメリカ情報軍による暗殺チームを描いたSF。人をコントロールして殺し合いをさ…

映画「メットガラ」2016

ニューヨーク、メトロポリタン美術館でのファッションイベントと、その企画者であるボーグアメリカ版編集長アナ・ウィンターを追ったドキュメンタリー。 http://metgala-movie.com/ 仕事の仕方について学ぶ事があった。 議論中国をテーマにした展示について…

映画「哭声」ナ・ホンジン、2016

http://kokuson.com/sp/韓国の地方の村を舞台にしたサスペンス。いろいろな要素が混合しており、謎のまま終わる。家族愛、ゾンビ映画、民俗宗教、キリスト教、刑事物、カルト、など。粘っこい、怒りや焦り、不安がテンション高い状態を数分間持続させる力強…

映画「お嬢さん」パク・チャヌク

http://digit.tokyo/ojosan/sp/index.html1939年の朝鮮半島のお屋敷を舞台にしたサスペンス。三部構成で、登場人物が皆ずる賢こく、誰が騙しているのか騙されているのか二転三転する。最後まで気の抜けないスリルがあった。映像がきれいで、音楽も控えめに盛…

本「ゲンロン0 観光客の哲学」東浩紀、2017

ゲンロン0 観光客の哲学作者: 東浩紀出版社/メーカー: 株式会社ゲンロン発売日: 2017/04/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (21件) を見る他者を大切にしよう、というのを、観光客がよその地域に興味本位で出かけていくイメージで、ハードルを下げたよ…

映画「トレインスポッティング2」Danny Boyle, 2017

不安定な生活を送る中年男4人の交錯を描く。前作を観ていないのでそこまで乗れなかった。麻薬、窃盗、セックス、商売、喧嘩、裏切り、など。シニカルでスピード感はあった。場面場面は刺激的だけど、拡散してあまりまとまった印象が無い。それは4人がそれぞ…

本 「言語起原論の系譜」互盛央, 2014

言語起源論の系譜作者: 互盛央出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/11/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る古代エジプトの王の実験から現代の統計処理による最初の言語の推定まで多くのエピソードや研究者が出てくる。最初の言語は何か、という…

映画『沈黙』

思ったよりも淡々としていた。 イッセー尾形が好演。 頭が良さそう。 壮絶な拷問シーンというより、精神的に追い詰めて棄教させるのがうまい。 あと、その後も何度も証書を書かせるのが嫌らしい。 「日本は沼なのだ」という命題は、芥川龍之介の小説『神神の…

映画『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』

チェリストのヨーヨー・マ率いるシルクロード・アンサンブルのメンバーの来歴と直面している各出身地の問題を追ったドキュメンタリー。 ヨーヨー・マは7歳のときにレナード・バーンスタインと共演するという神童だったが、それが今でも世界の第一線で、かつ…

映画『We are X』

一回観たらまた観たくなって2回目を観た。 なぜか何度か観たくなる。X JAPANのドキュメンタリー。 何か感情移入させる所がある。 ナルシスティックなところを感じないではないが、体を限界まで酷使しているところがそれを担保している。 英語で、アメリカで…

映画 『ザ・コンサルタント』

※ ネタバレあり。◾︎良かった所: 最初の方の会計の相談に乗るシーン。人情味があるんだな、というのがわかって良い。でもその後の自閉症で人とうまく交流出来ないというのと矛盾もするような。 全体的に雰囲気がシリアスで悲しみに覆われていてでい。 ヒロイ…

恋ダンス

手をバタバタさせているだけで、ダンスという感じがしない。

正しさを裏切る現実

東洋経済 2017/1/7 新春特大合併号の、社会学者 苅谷剛彦氏の巻頭文にある言葉が印象に残った。昨年のアメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利したことについて。人々がトランプを支持したのは、正しい教育を受けていないからではなく、むしろ正しさを教育で…

映画「君の名は。」

ねたばれあり。感動的のような複雑でよくわからないような、なんとも表現しづらい映画でした。歴史改変SF × ボーイミーツガールなんだろうと思います。 しかし厳密に言うとボーイミーツガールではない。会ってはいない。あるいは、会った、と過去形で言うべ…

本『君主論」マキアヴェッリ、1532

君主論 (岩波文庫)作者: マキアヴェッリ,河島英昭出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/01/22メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 西暦1532年、ニッコロ・マキアヴェッリが1527年に58歳で死んだ5年後に出版された。仕事に役立つのかどうかよく分…

エヴァQのテーマについて

次の記事を読んで、なるほどなと思いました。コメントでは、そもそも深読みや考察すること自体が旧作の時代の因習、というようなメタレベルの意見が多いようです。はてな匿名ダイアリー: エヴァQと旧世紀版のテーマの相違について http://anond.hatelabo.jp/…

小説: いなくなれ、群青

タイトルと表紙は良い。いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)作者: 河野裕,越島はぐ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/08/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見る ファンタジックな設定を取り入れた青春もの。達観した主人公の男子の一人称はやさ…

小説: スフレ・オ・ショコラ(チョコレートのスフレ)

【第4回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 【第4回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」ゼロすけさんの のべらっくす という短編小説応募企画にまた応募させていただきます。お題…

映画 / 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス を観てきました。 http://gekijyo.toho-movie.com/psycho-pass/22世紀の未来が舞台のSFサスペンス。シビュラシステムという管理システムによって、人の生活や結婚相手などが管理され、犯罪を起こしそうな人は潜在犯として捕ま…

短編小説の集い「のべらっくす」第3回の感想

ぜろすけさん主催の「のべらっくす」という短編小説応募企画、第3回の感想を書きました。 (以前、主催者様名とブログ名を混同していて失礼いたしました……) 【第3回】短編小説の集い 投稿作品一覧 - 短編小説の集い「のべらっくす」 【第3回】短編小説の集…

小説: 「君に必要な物は1つだけ」

はてなで のべらっくすさんという方が小説を募集されていたので、応募させていただきました。 お題は年末年始行事です。 にぎやかな話を書こうと思ったら、なんかよく分からない話になってしまった。しかも、文字数上限が5000字のところ、6100字くらい書いて…

グレン・グールド バード&ギボンズ作品集

バード&ギボンズ:作品集アーティスト: グールド(グレン)出版社/メーカー: SMJ発売日: 2009/04/29メディア: CD購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (2件) を見る16世紀後半から17世紀前半、バッハ以前の音楽家の曲集。輸入盤を買ったので日本語の解…

ライプニッツ 小品集 対話の数式

モナドロジー・形而上学叙説 (中公クラシックス)作者: ライプニッツ,Gottfried Wilhelm Leibniz,清水富雄,飯塚勝久,竹田篤司出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (31件) を見るp.159 …

映画 楽園追放

楽園追放 観ました。 感想で、ネタバレあります。未来の、多くの人が地上を捨てて宇宙空間でデータとして生きている世界。そこへ何者が地上からハッキングしてきた、という話。バトルシーンはスピード感あって、かつ何が起きてるか分かるように描かれていて…

『母と娘はなぜこじれるのか』 (斎藤環、2014)

母と娘はなぜこじれるのか作者: 斎藤環,田房永子,角田光代,萩尾望都,信田さよ子,水無田気流出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2014/03/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る精神科医の斎藤環氏と5人の女性との対談集。特に、漫画家の田房永子さん…

エヴァンゲリオン新劇場版 最終作についての妄想

コミックナタリー:ヱヴァ続編の予告に変化、謎の「3.0+1.0」 この番組内で、映画本編の終了後に「NEXT」「EVANGELION:3.0+1.0」というテロップが表示された。 http://natalie.mu/comic/news/125423 テレビは観ませんでしたが、確かに公式サイトでも「3.0+…

『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ』(斎藤兆史、野崎歓、2004)

英語のたくらみ、フランス語のたわむれ作者: 斎藤兆史,野崎歓出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2004/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (27件) を見る・1958/59 年生まれの東大助教授(2004年当時。今はお二人とも教授)…