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グレン・グールド バード&ギボンズ作品集

バード&ギボンズ:作品集

バード&ギボンズ:作品集

16世紀後半から17世紀前半、バッハ以前の音楽家の曲集。

輸入盤を買ったので日本語の解説が無く、私はあまりよく分かっていません。

バッハに比べると構成がそこまで複雑・緻密に構築されていない印象です(バッハより構成されている人もなかなかいないと思いますが)。

バッハみたいに複雑に複数の旋律が絡み合うのでもなく、かといってロマン派のように強力な主旋律が支配する世界でもない。

それぞれの声部、各音が、自分はいったいどうしたら良いだろう?と考えながら運行している感じ。

大袈裟に和音が響く事はありません。和音が打ち鳴らされると、個々の音は溶け込んで或るムードに奉仕してしまいますが、そういう音楽ではありません。

グレン・グールドは、各声部・各音が自由である事を楽しんだんじゃないかなと思いました。

バッハみたいなスピード感や全てが意味を持って配置される構成力は感じませんでしたが、ロードムービーの様な自由さとワイルドさを感じる曲集でした。

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