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エヴァQのテーマについて

次の記事を読んで、なるほどなと思いました。コメントでは、そもそも深読みや考察すること自体が旧作の時代の因習、というようなメタレベルの意見が多いようです。

はてな匿名ダイアリー:
エヴァQと旧世紀版のテーマの相違について
http://anond.hatelabo.jp/touch/20160123222142


私は、上の記事の整理はよくできてるな、と思いました。

1点、私の「Q」の印象を付け加えると、原罪感というようなものです。

上の匿名記事のカテゴリーでいうと、「殺害の正当化理由」のところ。

>>愛する綾波を救うためであり仕方がない<<

とあります。
ただ、私の理解だと、『破』のクライマックスシーンで、シンジ君はべつに世の中滅ぼす積りは無かったと思うんですよね。

自分の意図としては無かったのに、『Q』で突然「お前のせいだ」と非難されて、ええーっという感じだったんじゃないでしょうか。

『Q』の劇場公開は2012年11月でしたが、私は前年の東日本大震災のことが頭から離れない頃で、福島第一原子力発電所のことをなんとなく連想したものでした。

当時東京都に私は住んでいたのですが、東京都民のために福島原発が電力を供給しているとは、2011年3月まで恥ずかしながら知りませんでした。

東京都内の生活や仕事、娯楽で、福島原発からの電力を使わなかったものはあるんだろうか。

そんなことを具体的に考えたわけではないし、『Q』と直接は関係の無い話です。

ただ、『Q』をテーマから分析する際に、シンジ君が「綾波のためなら世界が崩壊しても構わない」という意識ではなく、良かれと思ってやったら知らないうちに世界を壊していていた、という、そんなつもりは感は大事なんじゃないかなと思います。


……改めて思うと、『Q』って頭おかしい作品だったな。荒涼として破れかぶれな心象風景のイメージ映像作品として見返してみたくなりました。

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