I'm not OK

小説、映画、音楽の感想など

映画「夜に生きる」

第一次大戦後、合衆国南部を主な舞台にした、裏社会の男の生き方。

話がどこに向かっているのか途中分からない気もしたが、骨太なストーリーだった。

社会階層、自由と宗教の不寛容さ、など現代的な意味合いもあった。リベラルなものへの希求と、それを力で押さえつけていこうとする不寛容さの終わりのない争い。

映画が豪華。どのシーンも風情がある。クラシックカーでのカーチェイスは良い。

銃の発射音がやけにデカくて驚く。最近はそういうものなのだろうか。こんな音のするもので撃たれたら、それは死ぬな、と生物的に恐れを感じる。

序盤の、マフィアのドンの女を連れて自由になるために逃げようとする場面は良かった。音楽も。

そんな甘美な思い出が、終盤で現実を突きつけられるのも良い。苦い。