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小説、映画、音楽の感想など

映画 ブレード・ランナー 2049

2017年11月
1982年のSF名作の続編。人造人間の刑事が自分のアイデンティティを探して独自調査をする内に、人造人間の秘密を巡る抗争に巻き込まれる。
静と動のメリハリの効いた展開、謎解き、作り込まれた美しい映像、始終続くどこか物哀しい雰囲気、荒廃した都会の孤独、廃墟、ととても好きな感じだった。見ている間、そしてラストシーンも、静かながら情感たっぷりで、堂々とした物。斬新な近未来観のビジュアルは感じなかったが、人工知能のホログラムの恋人が、生身の娼婦にプロジェクション・マッピングして性行為をするシーンは、何かみてはいけない様な倒錯的で画期的な物を観た気がした。
アクションシーンがもっと激しく斬新だと良かった。映像としての美しさ、光と陰のコントラストの美学は損なわれるかもしれないが、人造人間同士のぶっ飛んだパワー対決がラストバトルであれば良かった。