I'm not OK

小説、映画、音楽の感想など

映画 リメンバー・ミー

去年、本を読む集中力が無かったので、私は映画を多く観た。数えたら35本ぐらい観たようだ。月平均3本か。

今年は映画を減らして別の事をしようと考えている。その中でもこの作品は映像が綺麗そうだったのと、生死というテーマに惹かれていたこともあり、ふと時間ができた時に観に行った。

メキシコ?あたりの町で、音楽を禁止された少年が音楽コンテストになんとか出場しようと禁を破った時に生者と死者の境界にバグが起きてある固定化した秩序に動揺が起きる。

最高だった。所々今になって思うとおかしく感じる点もある。ある秘密が後半まで分からないが、無理があるのではないか。ある曲を聴いた時、反応が薄すぎないか。

ある人物が最後のクライマックスで歌に踊りに大活躍するが、伏線としてほんの一瞬歌うだけなのは起爆力が足りないのではないか?

主人公の父と母の造形が弱く、ラストになぜ父があの行動をとれたのかがわからない。

などと思い返すと気になったが、クライマックス後のラストシーンまでの恍惚感がずっと続く流れにやられてしまった。これまで描かれなかった部分が全て当てはまっていく感じ、生と死が混沌として祭りと音楽と踊りの中でぐるぐると回りながら高まり空に吸い込まれる。それまで満たされなかった物が全てこのシーンのためにとって置かれたような畳み掛ける描写。演出や構成に粗があってもいい、ラストシーンの構図で締められた時に全てが肯定された。最高だった。